永遠の若さと美を手にしたい

永遠の若さと美を手にしたい

「楊貴妃が好きだったものはな~に?!」という質問です。

「ハイッ!!!ライチです」「はいっ!美と若さです。」「はいはい!!!手羽先です!」「はい!!白キクラゲです」

もちろん、どれも大正解です。玄宗皇帝からのふかーーーい寵愛を受けて玄宗皇帝が出かけるときにも、いつも一緒という具合にあまりに寵愛を受けすぎてしまったために安史の乱を引き起こしたとまで言われるほどだった楊貴妃。もちろん寵愛を受け続けるからには、玄宗の気持ちをつなぎとめておくため、美と若さをキープするためにいろんなことをしていたようです。

果物が大好きでその中でも特にライチが好きだったのは知られていますが、その他にもコラーゲンたっぷりの手羽先もよく召し上がっていたそうですし、他に忘れてはいけないのが今でも広東料理の中でとりわけ高級食材でも知られている『燕の巣』であります。

高級食材『燕の巣』

楊貴妃も若さと美貌のために燕の巣を食べていたようですが、もちろん昔から超高級食材としてごく一部の上流階級の身分ではないと口に入らなかったそうです。とても高級な食材ゆえに、ごく一部の上流階級の人では口に入ることのなかった『燕の巣』が広まったキッカケは、1368年~1644年の「明」の時代そして1644年~1912年の「清」の時代に、高級官僚の間で『燕の巣』が贈答品としてありがたやーーととっても珍重されたことで、貴族の間にも『燕の巣』が広まったそうです。いわゆる賄賂的な使われ方とかもしたんでしょうね。

それにしても、本当に燕の巣って効果があるの?!と疑いたくなってしまいます。高い=珍重 だけじゃないかという気持ちもしてしまいますが、なんでも蒋介石の奥さんでMadame Chiang Kai-shekで知られている宋美齢さんも、「燕の巣」をよく召し上がっていたとか・・・宋美齢さんがお亡くなりになったのは、なんと106歳!!!マンハッタンの自宅でお亡くなりになっていますが、めちゃくちゃ長生きされていますよね~ これってやっぱり『燕の巣』の効果かしら~~~

どんな成分が入ってるの?

やっぱり楊貴妃や宋美齢といった『美』に非常にこだわりのある女性が飲んでいただけあって、美容三大成分が『燕の巣』に入っているんですね!!!ではでは、三大美容成分と呼ばれているものはどんなものかというと、「シアル酸」「EGP」という上皮細胞成長因子、そして「FGF」という線維芽細胞増殖因子です。うーーーん。これだとよく分からないですよね。ただなんか凄そうな感じぐらいしかわからないのでもっと三大美容成分をさらに掘り下げていきたいと思います。

まず「シアル酸」ですが、さすが寵愛をずーーっと受けているために頑張っていた楊貴妃だけのことはあって、アンチエイジング効果がかなり高い成分です。おまけにローヤルゼリーのおよそ200倍の「シアル酸」が『燕の巣』には含まれているそうです。すごすぎる!!

「シアル酸」の働きはどんな役目を果たしてくれているかと言うと、連絡係です。なんの連絡係かといえば、細胞と細胞の連絡係なのでコラーゲンだったりヒアルロン酸という美肌つくりには欠かせない大事な細胞同士をしっかり結び付けてくれるんですね。ということは、コラーゲンを飲んでいるのでイマイチ効果がハッキリしない場合には、「シアル酸」が不足している。と考えられますね。そしてまだまだ「シアル酸」の効果全てが解明されているわけではないようで、研究は続けられていますが育毛効果もあるとか。こうなってくると、加齢とともに髪の毛のコシやハリのなさ、それに薄毛になったわ。という人には嬉しい朗報になりますね。

つづいて「EGP」という成分ですが、正式名称はhuman Epidermal Growth Factorといって、人間が本来持っているたんぱく質という意味になります。そしてそのたんぱく質は上皮細胞成長因子になりますが、成分ははてな??になりますが、こちらはタンパク質の一種になります。発見したのはスタンレー・コーエン博士です。ちなみにノーベル生理学医学賞も受賞していますが、受賞した理由はまさにこの「上皮細胞成長因子」がテーマです。ノーベル賞を受賞した理由は「神経成長因子および上皮細胞成長因子の発見」となっているので、「上皮細胞成長因子」つまり「EGP」というタンパク質の一種は、ノーベル賞を受賞した成分です。

どんな効果があるかというと、臨床実験がアメリカで「EGP」を使って60日に渡って行われました。その結果はEGPを使用したことで細胞の増殖が平均で284パーセントもアップしたという結果になったことで、ものすごい反響となりました。「EGP」は表皮に直接働きかけるのが特徴になります。そのため、新陳代謝つまりターンオーバーに「EGP」は大きく働いてくれるということになります。上皮細胞の成長を促してくれてそして、自然治癒力も高めてくれるので肌の再生に頑張ってくれるタンパク質になります。

「FGF」という成分の正式名称はFibroblast Growth Factorといって、繊維芽細胞増殖因子のことになります。繊維芽細胞は、結合組織を構成している細胞の一種なので「FGF」が美肌には欠かせないコラーゲンにエラスチンそしてヒアルロン酸という真皮つまり肌の土台作りに欠かせない成分を作り出してくれます。ちなみに真皮にある繊維芽細胞を作り出す「FGF」は、悲しいかな・・・年齢を重ねていくことで、自然に減少してしまうんですね~~ 赤ちゃんや小さい子の、パンッとしたもっちりとして水分たっぷりの肌は沢山のFGFがあるからこそ、あのもっちりとした肌なんですね。弾力がなくて、ホウレイ線がめだってきてしまう理由にはこの真皮の細胞が減ってしまっているからなんですね。

『燕の巣』に含まれている三大美肌成分が入っているほかにも、まだまだ『燕の巣』には有効な成分がありそうですね。「シアル酸」は糖鎖栄養素のひとつですが、この糖鎖栄養素は第3の生体物質でもあります。免疫機能を整えてくれて、免疫機能が整うことで身体をウィルスや菌から守ってくれるのが糖鎖栄養素です。そして「多糖類」も『燕の巣』には含まれています。糖質の最小単位の単糖が、多数結合したのが「多糖類」になりますが、その一種の「ムチン」が『燕の巣』は含まれています。ネバネバした食材に含まれていますが、私たちの身体にも「ムチン「」は存在しています。「ムチン」が存在しているのは、胃腸や涙そして鼻といった粘膜にも「ムチン」が存在していて、この「ムチン」があるからこそ、粘膜が保護されています。保護されている粘膜のおかげで、私たちの身体そのものが病原菌から守られているといえますね。

燕の巣はどんなもの?

高いだけのことはあります。『燕の巣』がとれるのは、アジアの中でも特に限られた地域でしか採取することができないからこそ貴重なんです。そして食べたり薬用として利用される『燕の巣』はどんなものかというと、アナツバメが作った巣が使われているので『ツバメ』も限定されたツバメになります。日本のふつうの民家の軒下にある『ツバメの巣』が、使えるかといえば残念ながら答えはNOです。日本の民家に作られているツバメの巣の原料はツバメの唾液の他にも、枯れ草だったり泥をつかって『巣』を作っているので食用することはできません。

そのアナツバメが生息しているのは、東南アジア沿岸です。そしてアナツバメは極端なまでに、空中生活に適応しているツバメなので、めったなことで地上に降りてこないんです。じゃあどうやって眠っているの?!と睡眠方法も気になりますが、アナツバメの睡眠は跳びながら寝ているとか。もちろんアナツバメの『巣』を作るのに、日本で作られている『ツバメの巣』とは違って、泥や枯れ草を地上から集めて作ることなどしません。

なんと飛んでいるときに、空気中に漂っている鳥の羽毛とかを集めてそれを唾液腺の分泌液で固めて、お皿状になっている巣を作ります。中には空中から採取する素材をまったく使うこともなく、『巣』のほとんどが唾液腺の分泌物でつくられている『巣』を作ってしまいます。よく言われるのが飛んでいる時に、海藻をとってきてその海藻を使って『巣』を作ってるんだ。という説がありますが、それは違います。ほとんどが唾液になっています!

アナツバメの巣がどれぐらいの大きさというと、カブトのような形をしていて、長さは6.5センチメートルから10センチメートル、そして幅が3センチメートルから5センチメートルほどの大きさになっています。ごく限られた地域でしか生息していないアナツバメですが、『巣』を作るのが毎年2月から7月にかけて3回ぐらい巣が作られています。

そしてテレビで観たことがあるかもしれませんが、この『巣』を採取するのがまさに命がけです。アナツバメの『巣』が作られるのが海岸線の断崖絶壁の洞窟の奥深く・・・。こんな洞窟の奥深くに採取しにいくのに、もちろん一攫千金狙いの素人がいくことなど無理です。ちなみに東南アジアの国では、厳重な管理下でアナツバメの『巣』の採取がされていて、どんだけ厳重な管理がされているかというと、立ち入り制限もあれば採取方法も決められていてかつ採取時期もキチンと決められています。

アナツバメの『巣』を採取する時には、『巣』にいるヒナ鳥が成長するのをしっかり待ちます。そしてヒナ鳥が成長して巣立ちをするまでしっかり待ちます。だいたい成長して巣立ちをするのが、8月の下旬に巣立ちをするので、同じ巣を使うことがなくてもう『巣』を使うことがなくなった役目を終えた『巣』だけを採取しているので、それは高くなって当たり前といえば当たり前かもしれないですね。

採取されたアナツバメの『巣』が、どのように高級食材になるのかというと、まず羽やゴミを丁寧に取り除いてから洗浄されます。そして長時間しっかりと煮込まれてから、いよいよ高級食材の『燕の巣

として薬用だったり高級食材として登場することになります。